飼うために必要なもの
①飼育場所
②雨風をしのげる小屋
③小屋に敷く藁(おがくず等でも可)
④小屋を掃除する道具
⑤餌
⑥手入れ道具など
①飼育場所
ネットで調べると、10畳くらいのスペースがあれば飼うことができると書かれていることが多いですが
おひさま牧場のパドックは小さいものでも10畳以上の大きさがあります。
若い馬は元気で活発なため、おひさま牧場で販売しているような仔馬や若い馬には自由に走れるくらいの広さがあれば、なおいいです。
②雨風をしのげる小屋
サイズ
1.5m×1.5m程度あればOK。
複数頭飼う場合は数を増やしたり、広くしたりと工夫が必要です。
③小屋に敷く藁(おが屑などでも可)
寝起きする際に擦ってケガをしたり、馬が寝づらかったりするので
小屋の中には寝藁を敷くのがよいでしょう。
寝藁を食べてしまって不健康になってしまう場合や
寝藁やおが屑がない場合は、アスファルトのような固い地面ではなくやわらかい土のような地面が良いです。
④小屋を掃除する道具
小屋は清潔に保ちます。
一日一回は汚れた場所を掃除するようにします。
↑おひさま牧場で使っている掃除道具
※汚れた寝藁のままにしていると、爪の病気になる場合もあるので要注意です!
⑤餌
ミニチュアホースは太りやすいため基本的には牧草だけで十分です。
また、ミネラル補給に鉱塩を置いてあげると良いです。
そして水はいつでも自由に飲めるようにします。
餌桶と水バケツを用意
それなりに頑丈なものがおすすめです。
若い馬たちは好奇心旺盛
かじったり、足をかけて壊す子もいます。
⑥手入れ道具など
↑おひさま牧場で使っている手入れ道具
金ブラシ(右)は汚れが取りやすいものの、ブラシ面が金属製でギザギザしているので
使い慣れていないと骨に当たって嫌がる子もいます。
おすすめは根ブラシ(左)やプラスチックブラシ(真ん中)
プラスチックブラシは鬣やしっぽなども梳かせるのでとても使い勝手が良いです。
手入れも1つのコミュニケーション。
毎日愛情をもって手入れをしてあげれば信頼関係が築けていくはずです。
また、毎日触ると馬の体調の変化にも気づけて病気の予防や早期発見にもつながります。
特に冬は冬毛でフケが多いので注意して見ましょう。
曳き手
お散歩するときや、手入れや削蹄の時に使う曳き手。
ホームセンターで売っている大型犬用のリードでも問題ないかなと思います。
爪の手入れ道具
↑おひさま牧場で使っている道具
蹄は馬の心臓部分。
ミニチュアホースはサラブレッドよりそこまで神経質にならなくても良いが定期的にメンテナンスは必要。
初めて飼う方は装蹄師とのコンタクトが取れるようにしておくと安心です。
削蹄は1回だいたい4000円程度。
体温計、薬
体温計は“動物用体温計”で検索すればネットで安いものなら2000円弱で購入できるので
肛門を傷つけないように動物用を使うのがおすすめ。
仔馬は大人の馬より体調を崩しやすいので自分で体温を測れるようにしておくと良いです。
かかりつけの獣医さんに教えてもらうといいですよ!
馬の平熱はだいたい37.5~38.0度くらい。
当歳はもう少し高い。
わりと丈夫なミニチュアホースだがたまに風邪をひくこともあります。
40度を超えてくると少し心配。
ちなみに解熱鎮痛剤も、人間と同じロキソニンなどでOK。
ミニチュアホースならだいたい体重80kgとみて、人間の大人と同じ量でいいと思われます。
ですがやっぱり専門の獣医さんに診てもらうのが一番安心ですね。